英語長文対策～３つのポイント～

今回は英語の長文問題の対策方法をご紹介します。
英語長文問題は配点が高く、合格の鍵を握る大事な分野です。
3つのポイントに分けてご紹介します。

パラグラフリーディング

パラグラフリーディングとは、段落ごとに大まかな内容を把握することです。
まず段落の一番始めの一文を読み、その段落の内容を把握します。
次に段落の一番最後の一文を読み、その段落のまとめと次の段落の内容を把握します。
日本語の文章で練習してみましょう。

上の文章を一段落として、始めと最後の一文に下線が引いてあります。
まず、始めの一文に注目してみましょう。
この部分を読むことで、この文章は夢について説明している文章だということが分かります。
次に、最後の一文に注目してみましょう。
この部分を読むことで、この後の段落からは、夢について提唱されている説を詳しく解説する流れになることが分かります。
このように段落の一番始めと最後の一文を読むことで、段落の大まかな内容が分かるようになります。

問題文の先読み

問題文の先読みは時間の短縮に大きく役立ちます。
長文を全て読んでしまうとほぼ確実に時間が足りなくなるため、問題を解く際に必要な情報を選び出す必要があります。
問題文を先に読むことで、何について問われているのかを把握し、素早く情報を選び出す準備をしましょう。日本語の文章で練習してみましょう。

上のような問題が出た場合は、〈1〉のパラグラフリーディングで把握したそれぞれの段落の内容を元に情報を選び出すと良いでしょう。

このような問題の場合は、始めの方の段落ではなく、終わりの方の段落の内容に注目しましょう。
終わりの方の段落には、これまでのまとめや今後の展望について書かれていることが多いです。
「今後」「結論」「最終的に」といった終わりを意味する言葉や、未来を連想させる言葉が出てきた段落に注目しましょう。
このように問題文を先に読んでおくことで、必要な情報だけを選び出し、効率良く問題を解くことが出来ます。

単語の選出

 問題文で問われている内容に関連する単語の選出も、時間の短縮において重要なポイントとなります。特に時間が無い場合は、一つ一つの単語を読むのではなく、重要な単語だけを拾うようにしましょう。日本語の文章で練習してみましょう。

上のような問題が出た場合は、「違い」という単語について注目しましょう。
まず、パラグラフリーディングで把握した各段落の内容から、どの段落に必要な情報が書かれているかを大まかに予測します。
次に、その段落の文中から「違い」という単語を探します。
「違い」という単語が含まれる一文が見つかれば、その内容と合致する選択肢を選びましょう。
もしも単語が見つからなかった場合は、すぐに問題文の選択肢を読み、段落の内容と合致した選択肢を選びましょう。
このように問題を解く際にキーとなる単語に注目することで、更に一問にかかる時間を短縮させることが出来ます。

補足

長文問題の題材は、問題によって様々な分野に分かれています。
そのため、やはり自分が関心を持っている分野や専攻している分野などは、予備知識がある分、解きやすい問題となるでしょう。
他の科目を一生懸命勉強することも、効率良く問題を解くことの手助けとなります。

今回は長文問題の解き方についてご紹介しました。
紹介したポイントを押さえて、より確実に、より効率良く問題を解いていきましょう。